「学校、どうだった?」「うーん、普通……」
4月の新生活、親は根掘り葉掘り聞きたいけれど、子供にとっては学校は「終わったこと」。 質問攻めは時に「審問」のように感じられ、せっかくの心のシャッターを閉ざしてしまう原因にもなります。子供の本音をニコニコ引き出し、語彙力を育むための『具体化の質問術』を伝授します。

1. 抽象的な「どうだった?」を具体的にアップデートする3つの問い

  • 【「何が一番」面白かったかを聞く】
    全体を聞くのではなく、一点に絞ります。「今日、何が一番笑っちゃった?」「一番驚いたことは?」と聞くことで、子供の頭の中に具体的なシーンが浮かびやすくなります。
  • 【五感を刺激する色や音で聞く】
    「今日の給食、何色だった?」「お外遊びの時、どんな音がした?」など、五感に訴える質問は、語彙が少ない低学年のお子さんでも答えやすく、会話が弾むきっかけになります。
  • 【先生や友達の「真似」をリクエストする】
    「先生、朝なんて言ってた?」とシミュレーションを促すと、当時の状況を再現しながら自然に出来事を話し始めてくれることがよくあります。

2. 信頼を深める「聞き手」としてのマナー

「ながら聞き」を卒業する
スマホを見ながら、料理をしながらの質問は子供に伝わります。ほんの数分でいいので、手を止めて目を見て聞く。この「向き合う時間」が、子供のメンタルを劇的に安定させます。

「予習」をしてから質問する
学校からの行事予定(プリント類)をあらかじめチェックしておき、「今日の粘土遊び、何作ったの?」と具体的に振ってみましょう。自分のことに興味を持ってくれているという安心感が、本音を引き出します。

💬 まとめ:4月は「聞く耳」を耕す1ヶ月

会話術のゴールは、完璧な報告書を作らせることではありません。
「今日も無事に帰ってきてくれてありがとう!」
そんな全肯定の気持ちが、お子さんの自己表現力を育て、何でも話せる「心の翼」になります。

親が自分の「今日の楽しみ」を話すことも、最高のコミュニケーションです。 笑顔あふれる食卓トークを楽しみながら、新しい物語を一緒に紡いでいきましょう!