「朝になると、またお腹が痛いって言ってる……」
新生活の緊張が続く4月。子供の「痛い」は、言葉にできない心の叫びかもしれません。 「仮病じゃないの?」と疑う前に、まずは立ち止まってみてください。子供の言葉の裏にある不安を正確に受け止めるための『共感の作法』を伝授します。

1. 心のSOSを逃さない3ステップ

  • 【まずは事実を丸ごと受け入れる】
    「痛くないでしょ!」と否定せず、「お腹が痛いんだね、それは辛いね」と復唱(ミラーリング)します。自分の感覚を否定されない安心感が、対話のスタートラインです。
  • 【目線を合わせて「安心感」を届ける】
    仁王立ちで問いただすのではなく、子供と同じ高さに腰を下ろして話を聞きましょう。物理的な目線の高さが、心理的なバリアを取り除きます。
  • 【具体的な不安のタネを探る】
    「給食に苦手なものがある?」「お外遊びで困ったことあった?」など、生活のシーンを小分けにして聞くと、子供が不安の正体を言語化しやすくなります。

2. 「逃げ道」という安心の選択肢を作る

「保健室」というオプションを提案する
「どうしても辛くなったら、先生に言って保健室で休んでいいんだよ」と伝えてみてください。いつでも逃げられる場所があるという安心感が、逆に一歩踏み出す勇気に変わることがあります。

園・学校のプロと連携する
連絡帳などを活用し、担任の先生に今の様子を共有しましょう。「家でこういう不安を口にしています」と伝えるだけで、学校側もきめ細かな見守りが可能になります。

「体調パターン」を客観的に把握する
「月曜の朝だけ」「特定の科目の日だけ」といった傾向がないか記録してみましょう。パターンが見えれば、闇雲に心配するのではなく、具体的な解決策(先生への相談内容など)が見えてきます。

🧡 まとめ:親の温もりは最強の鎮痛剤

聞き取りのゴールは、嘘を暴くことではありません。
「不安なんだね、一緒にゆっくり解決していこう」
その寄り添う姿勢が、お子さんの自己開示力(本音を話す力)を育てる根っこになります。

忙しい朝こそ、8秒間のハグを。親の温もりを感じることで、子供のストレスホルモンは軽減されます。 最高の聞き手として、笑顔でお子さんの「今」を見守ってあげてくださいね。